あとぜきばせんか

1歳半になる息子がふすまの戸を開けっ放しにしたので思わず、「あとぜきしなさい」と言うと、意外にも戸を閉めてくれた(できないと思ってた)。
なるほど、こうして方言は子どもに自然とすり込まれていくのだな、と当たり前ではあるが、そういう事を感じた。
にしてもだ、熊本弁というのはシンプルな本文に対してやたらと無駄なコトバを沢山付け足す方言だと以前から感じていたのだが、この「あとぜき」という方言は「自分で開けた戸をキチンと閉める」行為そのものを表すコトバで、他の熊本弁と比べてかなり機能的なコトバだと気付いた。(あとぜきは「後塞」と書くんですね。知らなかった)
これ結構便利だから標準語になるといいのに、と思った。