BGG
勝利(捜査官:7ターン)
今年の国際ゲーマーズ賞(IGA)2人部門賞受賞作品。

  • 切り裂きジャックを逮捕すべくホワイトチャペル地区へ8人の捜査官が派遣されている
  • プレイヤーは捜査官側とジャック側を担当する
  • 捜査官側の勝利条件
    • 夜明け(8ターン終了)までにジャックを逮捕する(誤認逮捕は即敗北)
  • ジャックの勝利条件
    • 夜明けまで捕まらない
    • 目撃者がいない*1状態で地区から脱出
  • ガス灯の明かりが段々と減っていく事でジャックは脱出しやすくなる
    • しかしターンが進むとどんどん容疑者は減っていく
  • 8人それぞれの異なる能力を使って盤面を操作

 推論ゲーと思っていたが、ちょっとそこから二歩三歩離れた感じ。ターンが進めばそれなりに絞り込んでいけるしジャック側の申告によって無実が確定したキャラクターはひっくり返して”シロ”色になるのでメモも要らない。推論の巧拙でなく、キャラクター操作のプレイングを問われる感じ。
 8人いてジャックを絞り込む具体的な情報は目撃者がいるかいないかの二値だけ*2なんで、8人のキャラクターをお互い動かしあって捜査を行う/捜査かく乱する4ターン程度の前半と逮捕する/逃げ切る為の後半に分かれる感じだった。
 今回は捜査官が初手に”全員目撃者あり*3”という状態を作ってしまうという大ミスをした割には6ターン目にジャックの特定に成功、7ターン目にシャーロックホームズがマンホールから登場してジャックをお縄。という結末でした。
 まだ1回しかプレイしてないのでアレですが、ルールもすっきりとまとまっていて、コンポーネントもプレイアビリティが高くストレス無く楽しくプレイする事ができました。今度は交代してまたプレイしてみます。

*1:直前のターンで闇に紛れる事ができた

*2:怪しい行動等のプレイヤーの印象は除く

*3:容疑者を絞り込めない