今回こなしたメビウス便の中では一押しだなーと感じた作品。カルロロッシってどこかで聞いた名前…とおもったらアルケミストの人だったのね。ケッタイなゲームを作るのが上手いなぁ。この人。
テーマとしては先物取引がメインになるんでしょうか。商品の相場をつかみながら売り抜けるというこの手の相場ゲーとしてはごくフツーな感じですけど、「手札の共有」というアイデアが光っていてこれがかなり良い。最後の脱落ルールも良いんだけれどもね。それは割愛。自分の右手と左手両方に手札が並んでいてそれらは両隣のプレイヤーと共有していると、そういうプレイヤー全員が半端な知識を共有している状況で先物取引が始まります。
自分がプレイしようとしているそのカードを意図しない方に使われる残念感や逆にプレイヤーの意図を読み取ってそれに上手くのっかっていく事ができた時の嬉しさやらなんやらと、シンプルな中にオモシロさが詰まっている良ゲーだと思います。